1.大根の葉を乾燥させます。
9月に収穫される秋大根の葉っぱを使用します。切り落とされた葉っぱをすぐに、私たち植物エネルギーのスタッフが自らの手で一枚一枚心をこめて乾燥用ネットに並べます。さわやかな風の吹き渡る北海道の秋のあいだ、雨の当たらない屋外である程度自然乾燥した後、北海道の冬の乾燥した室内に運んで完全に乾燥させます。乾燥させるために貴重な化石燃料を使いません。
|
|
2.乾燥した大根の葉から抽出エキスを作ります。
有機溶剤などは一切使わず、水を使って抽出します。抽出後の大根葉の搾りかすはちゃんと土に返します。
|
|
3.食用のオイルを苛性ソーダで鹸化します。
あたためたオイルにゆっくり苛性ソーダを加えて鹸化します。このプロセスは古くから伝わるせっけんの製法ですが、れっきとした有機化学的反応でもあります。有機化学反応のことなら極めつくした元・化学者の堀田が一回一回真剣勝負で、かつ愛情をこめて反応を仕込みます。一度にできるせっけんの数は32個です。非効率ですが、一つ一つに愛情がこもった石鹸を作るためには、これしかない方法なのです。
使用するオイルは食用のオリーブ油、パーム油、パーム核油。泡立ち、溶けにくさ、泡のきめ細かさについて最良の使い心地になるように配合割合を研究しました。
|
|
4.大根葉エキスを加えます。
大根葉エキスを加えることで、世界に2つとない大根エキス入りせっけんとなります。大根を育てた人、北海道の大地、そして堀田の愛情のたっぷり入ったせっけんです。
|
|
5.型に流し込んで一晩寝かせます。
型ごと保温箱に入れて、一晩寝かせます。この間にオイルと苛性ソーダと大根エキスが混ざったどろどろした液体は、自分の出した熱でどんどん反応して、次の日の朝にはほぼ100%せっけんになるのです。
|
|
6.型から取り出して50日間熟成させます。
50日寝かせるのは、乾燥のためと、熟成のためです。この間に余計な水分が蒸発して硬く溶けにくいせっけんとなり、またアルカリ度も下がってマイルドなせっけんとなります。
|
|